生殖医療
卵管鏡手術
卵管鏡手術
不妊原因の約3割強と言われる卵管
因子の不妊症の方を対象にした比較的新しい治療法です。卵管に障害がある方でも、自然妊娠を期待できる治療として、今とても注目されている治療です。
FT(卵管鏡下卵管形成術)は、不妊原因の約3割強と言われる卵管因子の不妊症の方を対象にした比較的新しい治療法です。卵管に障害がある方でも、自然妊娠を期待できる治療として、今とても注目されている治療です。
不妊症の基本検査として、子宮卵管造影を実施します。
その検査では卵管が詰まっていないか、狭くなっていないかという卵管の通過障害の有無を確認します。もし、卵管が詰まっていたり、狭くなってしまっていると、卵子や精子が卵管を通ることができないため、今までは通常、「腹腔鏡手術」をうけるか、「体外受精」を受けるしか方法はありませんでした。
しかし、FTは、カテーテルと呼ばれる細い管を子宮へ挿入し、内蔵のバルーンを卵管に通して卵管通過性を回復させる日帰り治療法です。膣から子宮の入口を通って子宮内にカテーテルを挿入するため、体への負担が少なく、
治療時間が30分程なので外来での治療が可能です。また、治療と同時に、内視鏡で卵管内の状態を確認することができます。
卵管鏡手術のメリット
FTは卵管因子の不妊症でお困りの方への新しい治療方法です。
•ほとんど痛みはなく、体への負担が少ない治療時間が30分程度の外来処置です。
•FT実施後、自然妊娠をされた方はその中の約3割といわれています。
この治療法は、比較的新しい治療法のため、実施施設も、治療ができる医師も限られているのが現状です。
当院では、開院当初から、FTを実施しておりますので、卵管因子でお困りの方は、是非、一度ご相談ください。
生殖医療
-
一般不妊治療
当院での一般不妊治療はタイミング療法、人工授精、排卵誘発、ホルモン療法などを行います。
-
人工授精
人工授精(Intrauterine insemination, IUI)は、卵管膨大部に必要十分な精子を届けるため、精製選別した良好精子を子宮腔内に注入する治療法です。 タイミング療法での妊娠がうまく行かなかった場合や夫婦間での性交障害がある場合などに選択されます。受精・着床後は、自然妊娠と全く同じです。
-
卵管鏡手術
不妊原因の約3割強と言われる卵管 因子の不妊症の方を対象にした比較的新しい治療法です。卵管に障害がある方でも、自然妊娠を期待できる治療として、今とても注目されている治療です。
-
子宮鏡手術
子宮鏡検査でポリープや子宮粘膜下筋腫が見つかり、妊娠のために切除が必要であると判断された場合にお勧めさせていただく手術です。
-
冷凍保存
胚移植は基本的に1個と決められているため、複数個採卵できた方は余剰の胚ができます。 こうした場合は受精卵(胚)を凍結保存しておけば、余剰胚を無駄にすることなく、また子宮と胚との着床のタイミングを合わせて移植することが可能になります。